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シルバル のバックアップ(No.2)


  • ツバル地方の内陸部のことで、果てしない砂漠が広がっています。PLの文化でいえばアラビアンナイト的な冒険が楽しめる舞台といえるでしょう。
  • ケルにある『港』からアクセスすることが可能です。
  • 知名度:18(ツバル地方の内陸部の名称ということしかわかりません)
  • 基本設定者:てく。

かつてこの地はアルケナル帝国が統治する辺境の一つで、大昔は荒れ地・砂漠の土地でしたが、一時期はその砂漠の大半が放逐され「緑なすシリル」と呼ばれていました。しかし、15代皇帝の御代の頃に砂漠が再び急拡大したため、帝国はこの地を「ツバル(失われた地)」と宣言し、この地から撤退しました。

それ以降、この砂漠は外から隔絶された土地として、中に残ったものはたくましく生き抜き、独自の文化を作り上げていきました。しかし、現代ではもはや伝説になった緑の大地に恋焦がれる彼らは、自分たちのこの砂漠を「シルバル(失われた緑のシリル)」と呼ぶようになったのです。

レングラートからのアクセス

上記の経緯により、アトリー・アウザストラは、この地との限定的な文化交流を進め、将来的には交易をするべきと考えており、そのため、手始めに冒険者による接触を勧めるという方針を立てています。

シルバルの地理

サウザンスターズの都

かつて、アルケナル帝国時代に『門』が設置されていた、砂漠の中に広がる巨大な都です。この都市は帝国時代に建造されたもので、その建造物・インフラの大半は昔からのものをそのまま使用しています。周辺のオアシスや地下にある水脈から坑道を通して水を引き込んでおり、果てしない砂漠が広がるシルバルの中でも(比較的)水の豊富な場所として知られています。

このサウザンスターズは周辺のオアシスを支配する首都であり、その統治者はバシャールと呼ばれています。

ディルサス

シルバルの南側にある極めて深い広大な砂漠で、極めて大型のサンドウォーム(砂虫)が生息しています。また、この砂漠は、シルバルの大半が緑に覆われた時代でも砂漠のままであったと言われており、リザルドの故郷です。

シルバル信仰

主要なる5柱

  • 果てしない砂漠が広がる過酷な環境であるシルバルでは、ナインズ信仰もその姿を大きく変えています。ナインズという呼び名も消えており、5つの主要な神(信仰)があると考えられています。
  • 神殿の長は『大神官』と呼ばれています。
『知恵と水の』ソルルト
ソル=パルクオ=ルートが合わさって一つになったと考えられます。様々な知恵(砂漠において知恵は最も尊ばれる)と水を啓示するものとして、非常な敬意を集めている神です。このソルルトの神殿は図書館であり、賢者・学者が集う学問センターとしての役割も果たしています。
『炎と正義の』アルヴァ
アグ=ヴァアル=グラムが合わさって一つになったと考えられます。この砂の大地を支配する炎の神であり、試練で鍛える神・正義を司る神として信奉されています。アルヴァ神殿の炎は神聖なものとして崇められており、その炎は様々な裁きに使われます。
『幸運なる風』トテルタ
幸運を、そして罰として悪運を授ける神であり、風を司るといわれています。トテルタ神殿は大抵のオアシス都市でバザールの中にあり、交易・交流の場として使われています。
『豊かなる技』レグラナ
レ=ティオンアグラ=イヴァナが合わさって一つになったと考えられます。人々の営みを豊かにする技術を司る神で、様々な技術者たちの守り神です。また、ドワーフたちはこの神を信奉している者が多いそうです。
『星々の癒し』ヴァルナ
ヴァル=ノレルティガ=タルナが合わさって一つになったと考えられます。生命と死を見守る神であり、この砂漠の癒やしと道標となる星々・を司る神です。癒し・生命の側面としては「愛」を与える神でもあり、エルフの多くはこのヴァルナを信奉しています。

マイナー教団

上記の5柱以外にも、この地には様々なマイナーな教団があると言われています。

シルバルの種族

人間

このシルバルの地でも最も数が多い種族です。サウザンスターズはじめ、様々なオアシスに町を作っています。しかし、団結心は薄く、様々なグループに分かれて争っています。

エルフジェルク

この地にいるエルフは数は多くなく、全て肌の黒いジェルク系です。彼らの多くはヴァルナを信奉し、人々に愛を与える存在となっています。しかし、人間との間に子をなすことはほとんどなく、そのため、ハーフエルフはほとんどいません。
このシルバルのどこかに、エルフたちが故郷とみなす、エルフたちが集う場所があると言われていますが、エルフたちはそれをエルフ以外のものに語ろうとはしません。

ドワーフ

砂漠の中の岩山の下などに住んでおり、数はそれほど多くありませんが、この果てしない砂漠の地下から金属や水など様々な資源を掘り出し、人々に供給しています。彼らの多くはレグラナを信奉しており、その高い技術力は、この地に生きる人間にとっても無くてはならないものです。

リザルド

別名を「砂竜の民」という彼らは、上半身が爬虫類を思わせる人間の姿、そして下半身は長い蛇の姿をしている、いわゆるナーガです。反文明的で技術的には未開だと言われていますが、優秀な精霊使いそして戦士であり、この果てしない砂の大地に最も適応している存在といえるでしょう。
彼らはサンドウォームを操ることが出来ると言われています。

その他の種族

ハーフエルフ
この地にいるエルフ人間との間に子を作ろうとしないため、ハーフエルフは、極めて数が少ない存在です。少数ながら、いることはおり、忌避されているわけではないのですが、人間社会にもエルフ社会にも属すのが難しい彼らは、放浪の旅人として砂漠を流離うことが多いと言われています。

シルバルの風習

夜に動き、昼に眠る

焼けつくような日中と冷える夜。砂漠ではどこでもそうですが、シルバルでも、行動は夜に行うべきもので、昼の間は眠るものとされています。灼熱の昼間に行動することは体内の水分を失わせ、死に至る一本道なのです。
もちろん十分な水を持つオアシス都市ではこの風習に従わなくても死ぬことはないでしょうが、人々の生活リズムは夜に起きて昼に眠ることに固定化されています。

水1滴は黄金1粒に等しい

もちろんこれは比喩です。しかし、水資源に大きな制限があるこの果てしない砂漠において、水は極めて貴重なものなのです。そのため、シルバルの人々は様々なものを砂で浄めます。お風呂も砂ですし、食器などを洗うのも砂です。太陽によって熱せられ清められた砂漠の砂は、実に清潔なものなのです。

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