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ラッタウ のバックアップ(No.3)


『捨てられた街』ラッタウ
知名度:10(レングラート地方)/7(アルケナル地方

アルケナル地方戦侯領ベルアダーム付近にある都市。アルケナル帝国滅亡時にガルクランに奪われた街で、現在ではレングラート地方およびアルケナル地方における深淵の都として使われています。別名は『捨てられた街』
この地に赴いて生きて脱出できる星霜の民はほとんどいませんが、最近の冒険者の活躍などにより、この都市について様々なことが判明してきました。


ラッタウ――そは高き巨大な塔が連なりし都。塔は幾つもの薄い大地の層を貫き、宙空に掛かる無数の橋が塔と塔を繋げ、あまりの構造物の複雑さに、地上からは空を仰ぎ見ることは出来ない。蜘蛛の巣のように塔と塔の間を縫う小道は数多の巨大な広場へと繋がり、そこに至りて、初めて空を見ることができる。数多の摩天楼に切り取られた空を。

今は海に没したアルケナル帝国の首都と同じく、ラッタウソグティヴァナ文明の偉大な遺跡で、〈人〉が建造した街だと言われています。巨大な何本もの塔と、それらを繋ぐ宙空回廊(橋)、そして無数の階層を持つ階層都市で、上空から見ると正九角形のその都市は巨人の背丈も数倍するほどの高い城壁で守られています。

歴史

ラッタウの名が初めて伝承に出てくるのは、〈竜〉時代の頃です。〈竜〉の破壊に対抗するべく〈人〉が築いた都市として、また、〈竜〉深淵に追われた人々を受け入れる護りの都としてその名が現れます。アルケナル帝国の首都などと同じく、大陸にありながらも奇跡的に〈竜〉の破壊を免れた都ですが、封印され深淵の森で周囲を閉ざされたためか、長らくその名は歴史から消えます。

次に登場するのは、アルケナル帝国の時代からです。帝国の初代皇帝は深淵の森を追い払うと、この都を開放し、帝国の北の守りとして活用しました。とはいえ、すぐ南にはアルケナル帝国の中心である『内陣』地方があるためか、この都の政治的・地政学的重要性はたいしてなく、守るのも多くの人員が必要な巨大都市なため、次第にその価値は低下していったようです。
帝国の歴史を通して、帝国第五騎士団が常駐する都でしたが、帝国の辺境が遠い大陸の奥深くまで広がり、アルケナル帝国の平和が何百年も続くうちに、そして『内陣』地方が発展するのに反比例して、この都は衰退していきました。様々な危険な品物を収蔵したり、犯罪者の流刑地などとしても使われたという記録も残っています。

そして、アルケナル帝国末期、帝国の広大な辺境が深淵の猛攻を受けて落とされていくさなか、ラストエンペラーの命により、この地の放棄が決定されます。『捨てられた街』という二つ名は、ここに由来しています。しかし、第五騎士団はその命令に反対し、迫り来る深淵との戦いを決断したと伝えられています。

その直後、アルケナル帝国の『内陣』地方は海の底に沈んで帝国に滅亡。勢いにのる深淵勢力はこの都まで迫り来ます。第五騎士団の戦いは激しいものでしたが、短いものでした。こうして、この都はガルクランのものとなったのです。

特徴

都市の構造

決戦の沼、そして背後の広大な深淵の森に囲まれたこの都は、この地方における深淵勢力の都で、ガルクランを筆頭に数多の深淵種族が住んでいます。今のラッタウは、都市の下層は霧に覆われ、上空は大抵は分厚い雲が掛かっている街で、都市構造は殆ど変わらず、ガルクランもそのまま使用しているようです。

ちなみに、この都の周囲には深淵の森はなく、この都にも、深淵の森らしきものはありません。とはいえ、今のこの都は明らかに深淵の領域であり、ここに星霜が訪れると、深淵の森にいるのと同じような悪影響を受けます。

都市に住む星霜

この都には、数多の星霜の民も住んでいます。帝国時代に住んでいた人々の末裔であったり、深淵勢力に攫われた人々、そしてその子孫たちのようで、ガルクランの奴隷として、深淵の森の影響を受けないように処置され飼われています。

地理

捨てられた町.jpg

戦侯領ベルアダームの首都「ベルアダーム」から、決戦の沼を抜け、徒歩で1週間ほど。なお、道中の危険は極めて高く、都市は深淵の森化しているため、命の保証はありません。

名所

無数の塔

アリーナ

アタナトイの『牧場』

第十一の宮

広場

人物

この都は、アルケナル地方レングラート地方における深淵勢力の都であり、そのため、ガルクランの大物が多数存在します。

セッションソース

(未記載)

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