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SandBox/セイント技能 のバックアップ(No.2)


コンセプト

  • 回復役がいないなどとよく言われてたので、それを補う為
  • プリースト技能習得できる種族がかなり限られるので、その幅を上げる為

セイント技能概要

セイント技能は神の寵愛を受けた者が得ることができるルーンマスター技能です。
プリーストはその神の司るものに強く共感し、それを実践しようとする者たちですが、
セイントと呼ばれる者たちは、聖人、聖女などと呼ばれ、元来力を与えられた神に共鳴していたとは限りません。
しかし、何らかの理由で(神のみぞ知るところですが)神に愛され、力を与えられるのです。
その為基本的に近しい力で根源はプリーストと同じところなのですが、若干使える魔法に差異があります。
また、セイントの特徴として、人間ハーフエルフだけでなく、『多くの種族、或いは幻獣など』にこの力が与えられることがあります。(ケツァルコアトルはその代表的な例でしょう)

セイントの性格

 セイントを得た者たちはプリーストを得た者たちとは異なり、必ずしも自助努力を促す存在とは限りません。
しかし、共通して言えることは、純粋な者や慈愛に満ちた者が多い事があります。

セイントの裏表

 セイント技能はプリースト技能と同様、邪神に寵愛を受けるものがいます。
それらはデビルと呼ばれ、セイントと対極をなします。
しかし、実の所、必ずしも邪悪な者がデビルを得るとは限りません。
というのも、邪神の寵愛を受ける者は善人にも存在しうるからです。
しかし、邪神の寵愛を受けたものはやはり、よい末路を辿らないものが常です。
セイントもそうですが、力を得てしまった時点で平凡な人生から遠ざかる事が多いのですから。
また、歴史上、セイントだったものがデビルになってしまったり、デビルだったものがセイントに目覚めることも確認されています。

セイントの歴史

 セイントと呼ばれる者たちは長い間プリーストと同様のものであると認識されてきました。数も少なく、セイント自身も自分がプリーストであると思い込んでいる者がほとんどだったからです。
 それに差異があることが分かったのはアーベ公国成立前後、つまり100年ほど前です。
アル=グラムのセイントであるジーアス・クライシュが当時のルアーブルにおける最高位の司祭であり、ルアーブルを切り開いた英雄フェンタールと共に戦い、最後の戦いにおいて『自身が神の力を得て』その力を存分に使い、英雄たちを守り、強大な深淵たちを退けた後、そのまま死を迎えたのではなく、その体は神々しい光を纏いながら空へと昇って行ったと言われています。
その時より、プリーストとは異なる同列体系が存在することがはっきりとわかり、区別されていきました。
そして、他種族や、幻獣など、或いはセイントを得て知性を持った獣が存在することが発覚し、その保護が進められてきました。
 セイントたちは、近年起きた邪竜騒動以降、その数は更に増しているとされています。
その為、本来教会内部で保護されていることも多かったものの、数の増加により冒険者となり、自分の選ばれた意味を求めるものが現れてきました。

レングラート地方で当代最大のセイントはルアーブルアグラ=イヴァナ神殿の高司祭のエルレイン・フェルネスとされ、彼女は何かが起こるたびに神殿を抜けてアーベ公国の中を回り、困っている人々を一介の神官を装って助けると言います。
彼女は8Lvのセイント技能を所持しています。

プリーストとの微妙な関係

プリーストたちのセイントに対する考え方は様々です。表上では神の寵愛を受けた庇護すべき対象としていますが、内心その存在に快く思ってないものも少なからずいます。
またセイントたちはその神の教えに忠実とは限らず(かと言って正反対の事をする者はいないでしょうが)、それによりひんしゅくを買う者もいます。
ただ、実際の所、セイント次第な所もあり、自然に教えを体現していたり、本人の人間性によってプリーストたちとも仲良くできているものも沢山います。

プリーストとの差異

プリーストとセイントは似通っているようで、基本的な部分がやや異なります。簡潔に書くと以下の通りです。

プリースト

神の教えの実践者であり、それを広めるために実行する者。
自助努力を積極的に促し、それを助ける。

セイント

神からの啓示等を受けて、それを果たす(或いは防ぐ)ために動く者。
自助努力を能動的には促さないが、助けを求める者には力を貸す。

前者は教えが根底にあり、後者はそれよりも自分がどうしたいか、という気持ちが優先されます。
しかしどちらも、為そうとすることに差はありません。

技能ルール

取得不可の種族たち

ドワーフ
理由は不明だが、彼らの気質がセイント技能との相性が悪いのではないかと言われている
クラケット
そもそも魔法が使えない
ガルハドラ
身体の穢れ、が阻害し、セイントにもデビルにもなれない
ボーンレット
ボーンレットの成り立ちが原因とされている。
テルミナス
竜族は取得できないとされている。グリィラルもまたセイント技能は取得できない。

アビリティ

アビリティ名効果
<神託>何らかの形で啓示が下る。但し非常に抽象的であり分かりづらい。
<危険予知>知力B+セイント技能レベルを使用。危険感知と同じ能力。直後に起こる事柄が一瞬のうちに脳裏に浮かぶ。
<速成儀式>種別に儀式がある魔法を一時間かけて執り行うことで+1の達成値を得る。(それ以上の儀式による効果拡大は通常の儀式ルールに基づく)

<ディヴィネーション>は能動的に行うことが不可能。
<ボウ>は使用不可

呪文表

九大神信仰する者のみ
●邪神を信仰する者のみ
(特殊神聖魔法はすべて取得)

1Lv

  • ○キュア・ウーンズ
  • ●ウーンズ
  • サニティ
  • 追加一つ

2Lv

  • ○キュアブラインドネス
  • ●ブラインドネス
  • ○キュアデフネス
  • ●デフネス
  • ホーリー・ウェポン

3Lv

  • キュア・ポイズン
  • ●ポイズン
  • ○ディバイン・サークル
    半径5m以内の深淵、アンデッドからのダメージを-1、精神抵抗に+1
  • ●イービルソード
    対象の攻撃は星霜に属する対象に対して攻撃点が+1ダメージが+1される
  • サモン・アニマル
    (サモンサーバンツの下位互換魔法)
  • ○クリーン(仮)
    サニティの効果を半径10mの全てに変更

4Lv

  • キュア・ディジーズ
  • プロテクティブサークル
  • ブレス
    半径5m以内の任意の対象の攻撃点を+1する。範囲から離れた場合効果は消える(ロードス追加魔法改造)
  • ○キュアオール
    半径10m以内の任意の対象のキュアウーンズ
  • ●ウーンズ・スフィア(仮)
    半径10m以内の任意の対象にウーンズ
  • ●クリエイトゾンビ

5Lv

  • リムーブ・カース
  • ●カース
  • ホーリーソング
    荘厳な歌が響き、神によって効果が異なる効果を発揮する。(アグ=ヴァはバトルソングに相当)
  • エンジェル・シールド
    18Rの間セイント技能Lv+精神ボーナスで近接、射撃攻撃を交わすことができる。但し盾の効果とは重複しない。

6Lv

  • プリザベーション
  • ●ロッツ
  • ●メズマライズ
  • サモンサーバンツ(レベルを8→6、消費を24に変更)
  • ミラクルプレイ
    神々に祈りをささげる儀式を行い、小さな奇跡を起こす。1週間に一度のみ使用でき、行使に一時間かかる。奇跡は以下のようなものがある。
    ①辺り一面を枯れ野原から花畑に変える。
    ②季節外れの花が咲く、滅多に遭遇することがない珍しい動物と邂逅する、雨が少しも降っていなかったのに虹が現れるなどの、通常起こりえない、或いは滅多に起きることがない事象が発生する。
    ③1時間以内に死亡してしまった対象にこの呪文をかけることで、+4の達成値を得た上で再度生死判定を行い、成功した場合息を吹き返す。
    この呪文を行使した場合、この呪文に使用したMPは1日の間回復しない。
    基本的に上記に記載してあることしかできず、またGMはこの呪文がいかなる達成値であっても不成功にしても構いません。その際MPは消費されずに残ります。ただし、術者の願った形とは少し違う形で発現することもあります。
    またGMが許可するならば、別の相当と思われる効果を発揮させても構いません。

7Lv

  • リジェネレーション
  • ファイア(コールド)プロテクション
    (ロードスガイド追加魔法)対象は炎属性/冷却属性の攻撃(ファイアブレスやファイア-ボールなど/ブリザードやアイスストームなど)の抵抗判定に自動で成功し、また2点ダメージを軽減することができます。
  • ディスペルホーリープレイ
    術者のセイント技能レベルより4以下の神聖/暗黒呪文を目標値、呪いの有無や達成値、6ゾロに関わらず強制的に解除する。ただし、非解除だけは解除不能。

8Lv

  • パワーリンク
  • ○リフレッシュ
  • ●クリップル

9Lv

  • リザレクション
  • レスキュー(10Lv→9Lv、MP50→45)
  • ウェザー・チェンジ
    ソーサラー魔法《ウェザー・コントロール》に近い効果。効果範囲が半径3㎞以外同じ。

10Lv

  • リーンカーネーション
  • リベレーション
    神如き力を得てその力を振るう事が出来、その後、そのまま神々の座まで昇って行くとされる呪文
  • セーブソウル

作者感想

利点

  • 神聖魔法を使える種族の幅が広がる。
  • 回復役が増える。多分。
  • プリーストとロールを差別化してキャラクター性を広げられる。

欠点

  • 別にプリーストでもよくない?
  • (プリーストにとって)こっちの方が偉そうでむかつくのではないか。
  • 制限厳しいし他の技能と組み合わせ辛くない?
  • 能力強すぎない?

まとめ

現状考えて付け加えるんだったらこんな感じじゃないかってものを書いてみました。
細かい部分で差別化を図ってます。
ミラクルプレイはあいまいな部分もありますが、基本運用を明確に示したのでこんなものかなと。
まあ参考の一つにでも。

補足

当たり前の話ですが、聖人とか聖女とか言われるのは実際の所その人が何を為したかであってプリーストであるかセイントであるか技能は関係ありません。
あくまでも便宜上の名称です。

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