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シルバル のバックアップ(No.7)
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- シルバル へ行く。
- 1 (2014-11-27 (木) 20:42:05)
- 2 (2014-11-27 (木) 22:30:33)
- 3 (2014-11-28 (金) 01:53:31)
- 4 (2014-11-28 (金) 01:53:31)
- 5 (2014-11-29 (土) 17:00:17)
- 6 (2014-11-29 (土) 21:48:00)
- 7 (2014-11-30 (日) 15:31:47)
- 8 (2014-12-04 (木) 19:54:18)
- 9 (2014-12-05 (金) 20:15:48)
- 10 (2014-12-07 (日) 13:59:56)
- 11 (2014-12-07 (日) 13:59:56)
- 12 (2014-12-11 (木) 20:41:35)
- 13 (2014-12-20 (土) 22:19:53)
- 14 (2015-01-14 (水) 21:57:29)
- 15 (2015-01-26 (月) 21:09:45)
- 16 (2015-01-27 (火) 21:24:35)
- 17 (2015-02-14 (土) 22:27:42)
- 18 (2015-09-15 (火) 22:17:20)
- 19 (2015-09-15 (火) 22:17:20)
- 20 (2015-09-25 (金) 20:50:18)
- 21 (2015-09-25 (金) 20:50:18)
- 22 (2015-09-25 (金) 20:50:18)
- 23 (2015-09-25 (金) 20:50:18)
- 24 (2020-08-24 (月) 01:56:58)
- 25 (2020-08-24 (月) 16:56:28)
- 26 (2020-08-24 (月) 16:56:28)
- 27 (2021-02-22 (月) 22:31:26)
- 28 (2021-02-22 (月) 22:31:26)
- 29 (2021-03-08 (月) 20:32:02)
- 30 (2021-07-22 (木) 21:38:30)
- 31 (2021-07-23 (金) 00:54:12)
かつてこの地はアルケナル帝国が統治する辺境の一つで、大昔は荒れ地・砂漠の土地でしたが、一時期はその砂漠の大半が放逐され「緑なすシリル」と呼ばれていました。しかし、15代皇帝の御代の頃に砂漠が再び急拡大したため、帝国はこの地を「ツバル(失われた地)」と宣言し、この地から撤退しました。
それ以降、この砂漠は外から隔絶された土地として、中に残ったものはたくましく生き抜き、独自の文化を作り上げていきました。しかし、現代ではもはや伝説になった緑の大地に恋焦がれる彼らは、自分たちのこの砂漠を「シルバル(失われた緑のシリル)」と呼ぶようになったのです。
レングラートからのアクセス †
上記の経緯により、アトリー・アウザストラは、この地との限定的な文化交流を進め、将来的には交易をするべきと考えており、そのため、手始めに冒険者による接触を勧めるという方針を立てています。
旅行の際の注意 †
シルバルの地理 †
シルバルはどこまでも続く巨大な砂漠で、オアシスが点在しています。
ずっと砂地ばかりというわけではなく、岩場や山岳地帯などもありますが、それらのいずれもが極度に乾燥しているのは変わりません。森や川などは存在しない大地です。
サウザンスターズの都 †
かつて、アルケナル帝国時代に『門』が設置されていた、砂漠の中に広がる巨大な都です。この都市は帝国時代に建造されたもので、その建造物・インフラの大半は昔からのものをそのまま使用しています。周辺のオアシスや地下にある水脈から坑道を通して水を引き込んでおり、果てしない砂漠が広がるシルバルの中でも(比較的)水の豊富な場所として知られています。
このサウザンスターズは周辺のオアシスを支配する首都であり、その統治者はバシャールと呼ばれています。
ディルサス †
シルバルの南側にある極めて深い広大な砂漠で、極めて大型のサンドウォーム(砂虫)が生息しています。また、この砂漠は、シルバルの大半が緑に覆われた時代でも砂漠のままであったと言われており、リザルドの故郷です。
シルバルの信仰 †
主要なる5柱 †
- 果てしない砂漠が広がる過酷な環境であるシルバルでは、ナインズの信仰もその姿を大きく変えています。ナインズという呼び名も消えており、5つの主要な神(信仰)があると考えられています。
- 各神殿の長は『大神官』と呼ばれています。
- 『知恵と水の』ソルルト
- ソル=パルとクオ=ルートが合わさって一つになったと考えられます。様々な知恵(砂漠において知恵は最も尊ばれる)と水を啓示するものとして、非常な敬意を集めている神です。このソルルトの神殿は図書館であり、賢者・学者が集う学問センターとしての役割も果たしています。
- 『炎と正義の』アルヴァ
- アグ=ヴァとアル=グラムが合わさって一つになったと考えられます。この砂の大地を支配する炎の神であり、試練で鍛える神・正義を司る神として信奉されています。アルヴァ神殿の炎は神聖なものとして崇められており、その炎は様々な裁きに使われます。
- 『幸運なる風』トテルタ
- 幸運を、そして罰として悪運を授ける神であり、風を司るといわれています。トテルタ神殿は大抵のオアシス都市でバザールの中にあり、交易・交流の場として使われています。
- 『豊かなる技』レグラナ
- レ=ティオンとアグラ=イヴァナが合わさって一つになったと考えられます。人々の営みを豊かにする技術を司る神で、様々な技術者たちの守り神です。また、ドワーフたちはこの神を信奉している者が多いそうです。
- 『星々の癒し』ヴァルナ
- ヴァル=ノレルとティガ=タルナが合わさって一つになったと考えられます。生命と死を見守る神であり、この砂漠の癒やしと道標となる星々・月を司る神です。癒し・生命の側面としては「愛」を与える神でもあり、エルフの多くはこのヴァルナを信奉しています。
マイナー教団 †
上記の5柱以外にも、この地には様々なマイナーな教団があると言われています。
シルバルの種族 †
人間 †
このシルバルの地でも最も数が多い種族です。サウザンスターズはじめ、様々なオアシスに町を作っています。しかし、団結心は薄く、様々なグループに分かれて争っています。
エルフ(ジェルク) †
この地にいるエルフは数は多くなく、全て肌の黒いジェルク系です。彼らの多くはヴァルナを信奉し、人々に愛を与える存在となっています。しかし、人間との間に子をなすことはほとんどなく、そのため、ハーフエルフはほとんどいません。
このシルバルのどこかに、エルフたちが故郷とみなす、エルフたちが集う場所があると言われていますが、エルフたちはそれをエルフ以外のものに語ろうとはしません。
ドワーフ †
砂漠の中の岩山の下などに住んでおり、数はそれほど多くありませんが、この果てしない砂漠の地下から金属や水など様々な資源を掘り出し、人々に供給しています。彼らの多くはレグラナを信奉しており、その高い技術力は、この地に生きる人間にとっても無くてはならないものです。
リザルド †
別名を「砂竜の民」という彼らは、上半身が爬虫類を思わせる人間の姿、そして下半身は長い蛇の姿をしている、いわゆるナーガです。反文明的で技術的には未開だと言われていますが、優秀な精霊使いそして戦士であり、この果てしない砂の大地に最も適応している存在といえるでしょう。
彼らはサンドウォームを操ることが出来ると言われています。
その他の種族 †
- ハーフエルフ
- この地にいるエルフが人間との間に子を作ろうとしないため、ハーフエルフは、極めて数が少ない存在です。少数ながら、いることはおり、忌避されているわけではないのですが、人間社会にもエルフ社会にも属すのが難しい彼らは、放浪の旅人として砂漠を流離うことが多いと言われています。
- オーク
- それほど数はいませんが、存在しています。
存在しない種族 †
- ガルハドラ
- この地には存在しないらしく、名も伝わっていません。ガルハドラの外見は迷信深いシルバルの民にとっては「シャイターン(悪魔)の落とし子」のように見えるため、安全のために翼や角を含め全身をすっぽりと覆い隠す厳重な衣装である必要があります。
- フェンラン
- かつて、この地が緑に覆われていた頃には居たと言われています。しかし、砂が全てを支配するようになった時、その翼を持ってこの世界(シルバル)から逃げ去ったと言われています。
- セファイトエルフ
- 肌が白いエルフはシルバルには存在しません。緑が覆っていた頃の古い伝説では、肌が白いエルフもいたと言われています。
- ユニスロス、セージブロッサム
- 緑が覆っていた頃の古い伝説では存在していましたが、現在は消え去りました。
- パクタック、海系種族
- 生存できません。
- ガルクラン
- シャイターン(悪魔)として伝説の中にその名を留めてはいますが、シルバルにはいないようです。
シルバルの文化 †
移動 †
全土が砂漠で覆われており、その中に点在するオアシスなどだけが生活圏であるシルバルの地にも、移動するための様々な手法があります。ですがその全ては生き物 ―― 自分の2本の足を含め ―― で行われるものに限られています。
- 砂トカゲ
- 体長が成人男性の2~3倍ほどある、大きなトカゲです。性格はおとなしく、エサをくれるものに懐きます。この生き物はラクダほど重い荷物は積めませんが、砂漠をラクダよりも早く移動することが出来、個人や少人数で行動する際に便利な騎獣として重宝されています。
しかし、日中の焼けるような暑さも、夜の冷える寒さも苦手とする砂トカゲは、すぐに砂に潜って眠ろうとするため、彼らを操る際にはその顔を少し上向かせて、砂に潜れないようにしないといけません。
また、彼らは昼はすぐにバテてしまうため、夜の間に走らせるのが鉄則となっています。 - ラクダ
- ヒトコブラクダとフタコブラクダの両方がいます。砂漠を1日に80km進むことが出来、300kgもの重さの荷を詰めるラクダは、重要な移動手段として隊商などに利用されます。
- 砂ソリ
- 砂トカゲに引かせたソリです。しかし、砂トカゲを遠隔で完全にコントロールしたり、アップダウンが激しい砂丘でソリの動きを安定させる方法、安全なルートを見つける目など、御者には極めて熟練した技が要求されます。
- 輿
- 運び人が担ぐ輿に乗って砂漠を渡ります。これは高価なものになり、また、進む速度も人間の足の速度でしかないので時間がかかる移動手段。しかし、病人やけが人など、砂トカゲやラクダに乗ることが出来ない者には利用されますし、また、高貴な女性などが好んで利用します。
- 二本の足
- 自分の二本の足は、時間はかかりますが、シルバルの砂漠を渡るのに最も確かな移動手段と考えられています。
- サンドウォーム
- 深い砂漠い生息するサンドウォームを乗りこなす技というのもあると伝えられています。しかし、実際にその技を習得しているのはリザルドだけのようです。
食料 †
水資源に大きな制約がある、緑の殆ど無いシルバルですが、人々が生きていくための作物や動物は確かに存在します。また、この土地の生き物も、様々な形でこの大地に適応し、人々に恵みを与えています。
- ソルヴァの実
- この地における主要な穀物です。真っ赤な実がたくさん成った穂をつけます。この赤い穀物はパンやナン、クレープなどにして食べるほか、クスクスのようにつぶつぶのママ、あるいはミルクに入れてペースト状に煮込んだりして食べられます。
- ナツメヤシ(デーツ)
- 別名を生命の木とも呼ばれるこの植物は、栄養価の高いとても甘い果実をたくさんつけます。生のまま(熟した柿のような味と食感)食べたり、乾燥させてデーツにして食べるほか、様々な料理の食材として使われます。また、煮詰めて砂糖を作ったり、葉っぱや樹の幹まで様々資源として活用されるなど、捨てるところがないと言われる植物です。
- その他の野菜
- キャッサバ(タロイモ)やゴマ、地中深くまで根を伸ばして育つ葉物野菜・果実野菜なども、オアシスの周辺では栽培されています。また、バジャールのような富を持つもののために、ごくわずかではありますが、シルバルでは栽培が難しい多量の水を使う作物も生産されているようです。
- ミルク
- ヤギやラクダのミルクは貴重な水分・栄養源として多くの料理に使われます。ミルクでソルヴァの実・デーツ・野菜・肉などを煮込んだシチューは、シルバルにおける日常的な食べ物の一つです。
- ヤギの肉
- 過酷な環境でも生育するヤギは、オアシスでよく飼われている家畜で、ミルクも取りますが食用にもされます。特に子ヤギを丸焼きにした料理は、権力者の宴に欠かせないものです。
- スーパム
- 年をとったラクダや砂トカゲ、品質の悪いヤギなども食用に供されますが、そういった肉は美味しくないため、挽き肉にして調味し(ソーセージのような)保存肉にされます。そういった保存肉をスーパムと呼びます。味付けはかなり濃くしょっぱいため、他の料理の食材の1つとして使われることが多いようです。
風習 †
夜に動き、昼に眠る †
焼けつくような日中と冷える夜。砂漠ではどこでもそうですが、シルバルでも、行動は夜に行うべきもので、昼の間は眠るものとされています。灼熱の昼間に行動することは体内の水分を失わせ、死に至る一本道なのです。
もちろん十分な水を持つオアシス都市ではこの風習に従わなくても死ぬことはないでしょうが、人々の生活リズムは夜に起きて昼に眠ることに固定化されています。
水1滴は黄金1粒に等しい †
もちろんこれは比喩です。しかし、水資源に大きな制限があるこの果てしない砂漠において、水は極めて貴重なものなのです。そのため、シルバルの人々は様々なものを砂で浄めます。お風呂も砂ですし、食器などを洗うのも砂です。太陽によって熱せられ清められた砂漠の砂は、実に清潔なものなのです。
逆に言えば、水そのものが富の象徴でもあります。サウザンスターズのバジャールのパレスにはいたるところに噴水があり、緑の庭園があり、そして、好きなだけ使えるお風呂があります。バジャールの権力と富の証として見做されています。
人物 †
バジャール †
- 名前:アルギアス=アジルジャヴァル・エルファティ・アルムルク(『偉大なる最強の者アルギアス:大いなる征服者にして国を治める者』という意味)
- 役職:サウザンスターズの王(バジャール)
- 属性:人間、男、20代前半と推定
- 金色の逆だった髪をし、赤い瞳の青年です。バランス良く鍛えられた無駄のない身体の各所に装飾を付け、上半身を裸体でいることが多く、飼い慣らした獅子を侍らせています。
シルバル最大の都市サウザンスターンを支配する君主で、非常に強力な戦いの技を持つと言われる絶対的な権力者です。その性格は気まぐれで、傲慢不遜であり、怜悧な頭脳を持つ暴君とすら言えます。神々すら歯牙にかけぬと噂されている彼にとって、ソルルトの輪(『門』)から来る者達は興味深い旅芸人程度のものでしかないようです。
ソルルト大神官ソラール †
- 名前:ソラール=バイアトファフィーム・エルアリム・アルハビル(『古の知を蘇らせる賢者ソラール:全てを知る者にしてすべての道に通じる者』という意味)
- 役職:サウザンスターズ・ソルルト神殿の大神官(最高神官)
- 属性:人間、男、50代以降と推定
- 白糸で複雑な刺繍がされた白いローブを身にまとう、初老のしっかりとした身体の男性です。
ソルルトの神に篤い信仰を寄せている大神官です。高い地位にありますが、年齢からくる温和さ、生来の親切さ、知識への弛まぬ探究心を持つ者であり、様々な階層の者とも積極的に交わります。彼はソルルトの輪(『門』)から来る者達を、ソルルトの使いとみなし、敬意を持って接しています。
その他の人 †
- 『占い師』メッシャ
- サウザンスターズのスラムに住むエルフ女性で、ヴァルナの高い地位にあるそうです。一夜の恋を与える者であり、非常に強力なヴィジョン(未来予知)の能力を持つ占い師と言われています。
- テックス=バスイル・アラバース
- バジャールに仕える近衛隊長の一人です。バスティックとも呼ばれます。名前は『展開(指揮)する者テックス:正直にして誠実なるもの』という意味。また、テックスには『背骨』という意味があり、シルバルでは人気の男性名の一つです。
モンスター †
シルバルにも様々なモンスターが生息し、旅の危険や、またはオアシスなどでの生活の危険な要素となっています。
- サンドウォーム
- オアシスの近くや浅い砂漠に来ることはほとんどありませんが、砂漠を渡る際の最も恐るべき脅威です。砂の中を潜って進む彼らは、地面を歩く音になどによって引き寄せられ、地中から全てを丸呑みにしようとします。
- バジリスク
- 稀にオアシスに近づき、犠牲者を石に変えます。大型のもの(ML8)はほとんど目撃されていませんが、小型のもの(ML5)はそこまで珍しいものではないようです。また、彼らは夜の寒さを嫌い、日中に行動します。
セッションログ †
- 【蜃気楼の彼方】
ハーフェンで見つかった『時の門』。それをくぐり抜けたアトリー・アウザストラと冒険者たちは、そこが過去の、アルケナル帝国が統治していた時代のシリルだと知る。緑なすシリルは過去のものとなり、砂漠が広がっていくシリルで彼らが見た真実とは…。
http://gurrad.kuron.jp/log/2014/201411/log20141117c.htm
http://gurrad.kuron.jp/log/2014/201411/log20141129c.htm
- 【大いなる焔の果て:ファーストステップ】
ケルにある『港』から、現在のシリルへと行くことが出来るという。アトリーからそう聞かされた冒険者たちは、彼女とともに『門』を通り、現在のシリルへと赴く。そこはサウザンスターズの都にあるソルルト神殿。ソルルトの大神官ソラールの助けでバジャールと会った彼らは、彼の友好を得るためサンドウォームに立ち向かうことになる。
http://gurrad.kuron.jp/log/2014/201411/log20141129b.htm
- 【大いなる焔の果て:預言者メッシャ】
再びシルバルを訪れた一行は、バジャールからサウザンスターズのスラムにいるエルフの女預言者の話を聞く。彼女は気が狂い、周囲に様々な悪影響をまき散らしているとも。彼女を救うべく、冒険者たちはメッシャと呼ばれるその預言者のもとのを訪れるのであった。
http://gurrad.kuron.jp/log/2014/201411/log20141129f.htm
- 【大いなる焔の果て:ハーフエルフのムディル】
3度めに訪れた一行は、バジャールからある仕事をするよう持ちかけられる。それは、ムディルという男が失敗した仕事。ムディルと共に旅をする彼らは、シルバルにおけるハーフエルフの境遇に触れる。一方、アトリーはバジャールにレングラート社会を維持する重要なシステム「冒険者の宿」を説明していた。それがこの地に冒険者の宿を生み出す第一歩となる……。
http://gurrad.kuron.jp/log/2014/201411/log20141129d.htm