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レングラート地方の食文化 のバックアップ(No.1)


レングラート地方では、生物は力強く繁栄し、様々な豊かな植物とそして動物が生息しています。人々は、農業や漁業、狩猟、採取でその恵みを享受し、豊かな食生活を築きあげてきました。
海の交易が盛んな世界ですが、今の我々の世界よりはるかに輸送リスクが高く、値段の維持と安定供給の維持は難しいものです。また、冷蔵などもできない世界です。そのため、レングラート地方ではそれぞれの諸島ごとにその地に適した農業を行い、独自の食文化を発展させています。

とはいえ、トウモロコシクオ麦を主食とした食文化が基本です。パンにして様々なものを挟んで食べる(タコスのようなもの)や、スープに入れたヌードルがよく食されるほか、トウモロコシクオ麦で作るポリッジ(粥)も食されます。また、カレーも一般的に食されます。

味付けの中心となるのは香辛料および魚醤、ココナッツ、山羊のバターなどで、具材には肉類・魚介類・野菜・果物など、様々な食材が利用されます。PLの世界で言えば、東南アジア系とメキシコなど中南米の料理が混合した感じといえるでしょう。

食材

主食類

レングラートの主食はトウモロコシおよびクオ麦を筆頭に、ライス、バナナ、イモ類、豆類、果物が食されています。トウモロコシはパンまたは粥にして食するのが一般的です。ライスは麺に加工する他、茹でてカレーとともに食するか、蒸かしたものを団子状にして食べます。バナナやイモ類・豆類・パンノキなどの果物は蒸かして食するほか、米と同じく団子状にして食べます。

なお、小麦は高温多湿なレングラート地方では生育に適さないため、ほとんど栽培されておらず、アルケナル地方などからの輸入品が主となります。トウモロコシやバナナと比べて値段が高く、絶対量も少ないため、主に貴族などの上流階級で消費されます。
その代わり、性質が良く似た「クオ麦」というものが栽培されています。クオ麦は『クオ=ルートの麦』の略で、海水を好む性質があるため、諸島で栽培されています。クオ麦はエールの原料になるほか、粉にしたものを他の穀物の粉と合わせて、パンや麺として食します。(性質的には大麦に近いでしょう)

トウモロコシ
ウォール諸島やアンバッサなどの大陸にある諸国、また、アーベ公国の大陸領土の様々な村で主に栽培されています。特に、シャオセッテ周辺では革新的な農法により大規模に栽培されています。収穫したものは粉にして、パンにしたり粥にして食します。
なお、アグラ=イヴァナの恵みと呼ばれるこの植物は、酒などの原料にもなる他、葉や茎の繊維を布の原料にしたりなど、様々な用途に利用されます。
クオ麦
海水を好む性質があるため、諸島で栽培されています。クオ麦はエールの原料になるほか、粉にしたものを他の穀物の粉と合わせて、パンや麺、粥として食します。(性質的には大麦に近いでしょう)
ライス
パクタックが発見した作物で、清浄な水が豊富にあるレングラートでは各地で栽培されています。食べ方としては麺に加工してスープと食べる他、茹でたものをそのままカレーに、または、蒸かしたものをすり潰し練って団子状にし、様々なジャム・ペーストを付けて食します。粥にして食べることもあります。
バナナ
メギアス諸島を中心に各地で栽培されており、レングラート地方の都市に普及しています。甘いバナナはそのまま食しますが、甘くない種類もあり、実をついて練って団子状にしたものを蒸かしてたり、そのまま蒸したりして食べます。
イモ類
自生しているものも多いですが、農業品目としてはキャッサバやタロイモのような芋が中心です(気候的にジャガイモやサツマイモは生育できません)。蒸かして食べるのが中心です。
豆類
ピーナッツなどの豆類が栽培されています。そのまま揚げて食したり、すり潰してペースト状にして食します。
果物
デーツ(ナツメヤシ)やパンノキ、ココナッツ(ヤシの実)などの果物が様々な諸島に生息しており、それを採集・栽培し主食とする所もあります。
小麦
小麦は高温多湿なレングラート地方での栽培には適さない作物です。アルケナル地方などからの輸入品が主となります。トウモロコシやバナナと比べて値段が高く、絶対量も少ないため、主に貴族などの上流階級で消費されます。

肉類

牧畜および狩猟などにより、肉もよく食べられています。諸島は肉より魚介類が中心ですが、山羊や鶏はあちこちの諸島でも飼われています。アーベ公国では畜産業も盛んで、牛はあまり育てられていませんが、羊・山羊・豚を中心に育てられており、シャオセッテで牧畜されている豚は高く評価されています。なお、陸上移動の脚として活躍するムィムィも食されます。

また、生息する動物が多いため狩猟も盛んで、レングラート中に生息するシザーリザードや、大陸の農作地を害するレングラート大モグラなどはよく庶民の食卓にのぼります。

魚介類

無数の諸島を擁し、海が生活の中心であるレングラート地方では、魚介類は主要なタンパク源であり、食文化の中心です。調味料にも加工されており、食材としてだけでなく、食文化の様々な面で重要な役割を占めています。

野菜・果物

その土地の特性に応じて、様々な種類の野菜や果物が栽培されています。

香辛料

レングラート地方の諸島では様々な香辛料やハーブが収集できます。特に、ラクナウ地方から香辛料が大量に流入しており、レングラート地方の特徴である「香辛料をよく使う」食文化を形成していきました。

調味料

小魚を塩漬けにして作る「ガルム」という調味料があり(魚醤です)、香辛料とあわせて、レングラートの味のベースとなっています。トウモロコシをベースに作った酸味系の調味料「スー」や塩などもよく利用されます。
諸島群ではサトウキビが栽培されており、黒糖に加工されます。また、ナツメヤシから作るココナッツミルクや干したデーツなども甘味としてよく利用されています。

乳製品

牛はあまり飼われていませんが、山羊がおり、そのミルクはそのまま飲まれる他、チーズやバターなど様々な乳製品に加工されます。

レングラート地方は様々なお酒があります。クオ麦から作られたエールは、最もよく飲まれているお酒です。次に多く飲まれているのは、サトウキビから作ったラム酒でしょう。また、トウモロコシや米、イモ類や、ナツメヤシ、デーツなどの果物もお酒の原料となるほか、ドワーフを中心に蒸留酒も広まっており、また、アルケナルからはワインが輸入されます。

著名な料理

スープ

レングラート地方で一般的な料理です。おいしい水を使い、シザーリザードの肉や魚介類、豆類、野菜・果物などを魚醤を中心とした各種調味料とともに煮込み、香辛料・ハーブで味を整えます。ヌードルを投入して食するか、パンと固形の副菜に添えて食べるのが、一般庶民の食事です。
他にもスープのバリエーションとして、魚介類と野菜を中心に、香辛料・ハーブを増やしココナッツミルクを加えた、スープカレーもあります(タイカレーのようなものです)。

カレー

香辛料をふんだんに使い、山羊のミルクやバター、ココナッツミルクなどを加えて水分を飛ばした、いわゆるインド風カレーです。具材は野菜や豆、肉などです。保存しやすいため、乗りが航海中によく食し、その結果各地に広まりました。

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