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SandBox/黄道十二宮 のバックアップ(No.35)


このページは他のプレイヤーが、期間限定で自由に使っていただける内容です。(2018/8/26作成)
(編集、セッションGM:ふゆたに)

どこかでのお話

暗闇に2つの影。片方は下卑た笑みを浮かべており、それを聞く者の表情は変わらない。

: 「  いよいよ、準備が整いましてございます。  」
: 「  であるか。  」
: 「  はい。 これより、一年の間、星霜めを滅ぼすにはまたとない好機。  
   それを認め、我らに力添えをいただける将の慧眼には感服でございます。  」
: 「  御託は良い。 状況を報告せよ。  」
: 「  ヒヒ。 これより、空に浮かびますは ――――  」

下卑た笑みを浮かべた者は報告らしき言葉を連ねる。
それを聞く者は、黙ったまま。ただ、鋭い眼光だけが、どこかを見つめるように動いている。
: 「  誤解の無いように言っておくが。 私が貴様らに手を貸すのはすべて、星霜を滅ぼし、この大地を深淵に染めるためだ。  」
: 「  勿論わかっておりますとも。 将には感謝しかございませぬ  ――――  ”独眼”殿。  」

……そんな、悪巧みのお話。

概要

とある深淵氏族の企む策謀に連なるセッション群です。深淵氏族や深淵配下のモンスター達に
「黄道十二宮の刻印(アストロロジカル・サイン)」を刻むことで、パワーアップを企てています。
この策謀について、「プロジェクト・ゾディアック」と呼称した深淵氏族もいます。
黄道十二宮の刻印は時の流れと関わり、期間限定で力を発揮します。
黄道十二星座に対応するマークが身体に刻まれ、星座の司る力を与えるようです。
これらの刻印の力を利用して、星霜の領域を侵そうと計画しているのです。
パワーアップした深淵の手先は、各地で様々な事件を引き起こすことでしょう。

これらの深淵について報告を受けたノース砦は、学院などと協力して様々な方向から調査中です。
現在のところ、刻印は物理的に焼き入れたものではなく、魔術的な呪いに近いものであるとのこと。
広がり具合などから、遠隔的に、あるいは範囲的に対象を選ぶことができるという予想が立っています。
この情報はノース砦騎士団長ガリバルディをはじめ、碇亭店主のスピアーズの耳にも届いています。


主な舞台はケルセットの密林内部ですが、その他の場所で事件が起こる事もあり得るでしょう。


黒幕と思われる存在(独眼)はシリーズのボスとして計画していますが、
幹部らしき存在や、一件に関わる別のボスなどを自由に設定していただいても構いません。


このセッションシリーズは、2018年8に開始し、2019年8に終了を予定しています。
セッション内時間と現実時間をリンクさせて考え、次項目のスケジュールに合わせて星座を選択してください。


このセッションシリーズのタイトルは以下のようにしていますが、これに倣う必要はありません。悩んだらどうぞ。
『アストロロジカル・サイン〈黄道十二宮〉―処女宮8.26―』 ※8.26の部分は開催日の日付

『独眼』のペルセライガ

様々な事件によって得られた情報から、ドラグ・ウォーロード・『独眼』のペルセライガが一連の事件(プロジェクト・ゾディアック)の総指揮を任された存在であることが明らかになってきました。
ペルセライガは、九英雄の中でも武名に優れるアルガロスの系譜-クラン・アルガロス-の中でも実績あるナーセルで育ち、若いころから勇名を磨いてきたドラグです。「その戦いの技、統率力、将軍としての知恵は、当代でも比肩できるものはほとんどいない」と評されるほどで、『拳を極めし者』ガンディリオが居なければ、彼こそがグランドロードになっていただろうと目されています。
また、ペルセライガ自身が見極め、認めた幹部には「目」にまつわる二つ名が与えられるといいます。彼らこそがプロジェクト・ゾディアックにおける重要な役割を担っている可能性が高いことでしょう。


現在判明している独眼配下の存在は以下のとおりです。
『鷹の目』ヒエラクス:オーガの弓兵。砦奪還時に敗走、生き延びている。再戦、生き延びる。
『涙目』ゲリンゼル:ドラグ・ウォーマスター。ギーヴルの飼育者。死亡。
『魚の目』レイクテュス:ドラグ・ウォーマスター。水竜の貴族。決闘の末、敗戦。帰還している。
『血眼』ブルート:血を好む。『売り』の縁。砦を占拠するが、敗北後、灰となり療養中。再戦、死亡。
『蛇の目』ヴィーボラ:レイブン。宝瓶宮の壁画を指揮する。現在ノース砦に幽閉中。その後、脱獄。
『賽の目』ヴュルフェル:老ドラグ。都市開発、後方支援を担う。独眼の後ろ盾らしい。
『三つ目』???:オーガロード。サイクロプスの混血と噂される。
『目くじら』ワルフィス:オーガロード。史上最大のオーガ。双魚宮の作戦で登場、死亡。
『裏目』ルニマン:ドラグ。独眼直属の軍師。軍事におけるナンバー2。白羊宮の作戦の指揮。
『跡目』???:ドラグ。独眼配下で最も戦闘力が高いと言われている。
『潮目』クーツュハイアラ:双魚宮の刻印を指揮するメタモルス。双魚宮の作戦で登場、死亡。
『空目』レムレース:高速空中移動ができるドラグ。高速空中移動ワイバーンへ変身可能。
『憂き目』ミセリア:不幸体質を周りに振りまく存在。詳細不明。
『瞬目』???:駿馬とかけているらしい。詳細不明。
『目隠し』???:二つ名の通り…とされているが詳細不明。

刻印の使徒

「黄道十二宮の刻印(アストロロジカル・サイン)」を刻まれた者達の中には、
刻印と高い親和性を発揮し、通常では考えられないほどの力を得る者がいます。
それらは「刻印の使徒(ゾディアック・アポストル)」と呼ばれ、それぞれの刻印の期間を
過ぎても期間中と変わらない力を発揮できることが確認されています。
使徒の人数や、使徒となる条件などについては、謎が多く残っており、
これからもそれぞれの刻印について、「使徒」が立ちはだかることが予測されます。


この設定を用いたモンスター、NPCを作成したい場合にはふゆたにへ一声お掛けください。
使徒の数の確認のためです。セッション後、このページに以下のように記載します。

処女宮の使徒 ――『戦乙女』フェリーチェ(GM:くらげ~ん)

冒険者に師匠を殺められたオーガシャーマン。露出過多な女装、過度な女口調が特徴。
深淵の森を拡大する大規模作戦にて、陽動の役目を果たしたオーガ
同一人物である可能性が高い。(見た目や口調の特徴が酷似している)
つまり、使徒として目覚めは、大規模作戦以後であるとされている。
二つ首のワイバーンをドラグから借り受け、師匠超えを果たすための
決闘を冒険者に挑むが、敗北。死亡が確認された。

人馬宮の使徒 ――『鷹の目』ヒエラクス(GM:ふゆたに)

ノース砦に所属するとある地方の砦を占拠したオーガの弓使い。引き締まった身体と、眼帯が特徴。
独自に特化したグラップラー技能による至近距離の射撃攻撃、人馬宮の刻印による同時射撃が可能。
部下に磨羯宮の刻印をもつオーガゴブリンをもち、自身にも磨羯宮の刻印が刻まれている。
高い戦闘力と指揮力を発揮し、砦の占拠を続けていたが、砦の攻略にやってきた冒険者に敗北。
彼の眼帯の裏に描かれた魔法陣によって、視界を何者かが共有していた可能性が示唆されている。
敗北後、砦からは身柄が発見されず、何らかの形で撤退、生き残ったと思われる。
その後、『裏目』ルニマンと共に現れ、再戦。敗北したが、弓を残して生還。

天秤宮の使徒 ――『日食&食(仮)』デクストラ&エクリプス(GM:くらげ~ん)

雌のドラグ、デクストラ(自称バトルマスター級)と雌のレイブン、エクリプス(自称ウォーロック級)の二人組。
刻印が発現する以前より、二人で行動を共にしており、天秤宮の刻印によりさらに高いコンビネーションを発揮した。
二つ名に関わる因縁から、冒険者に挑戦状を送りつけるも敗北。二つ名についても現在は自称。
力をつけて再戦することを誓って、旅に出た。

天秤宮の使徒 ――『魚の目』レイクテュス(GM:ふゆたに)

『独眼』の配下を自称するドラグ・ウォーマスター。古い時代から力のある水竜系ドラグの生まれ。
主流派である火竜のドラグにも引けを取らないだけの実力と、血統を兼ね備えたエリート。
星霜セファイトエルフとの結託を妨害すべく、決闘をエルフの郷に申し込むも、碇亭の冒険者に敗退。
単身で戦い、互いの命はとらないという取り決めであったため、情報を対価に帰還した。

天秤宮の使徒 ――『等しく与える者』エルロット(GM:夏野)

エルロットとは、闇医者の人間名前。彼は、エルロットの立場と名前を模倣したアタナトイである。
彼はエルロットを見て過ごすうちに、医者というものの在り方、死生観に大きな影響を受けた。
エルロットの死後、彼は闇医者としての活動を続け、その傍らで不死を望むものを不死者にした。
官憲の調査の一環から、冒険者に発見され、現在は逮捕されている。

天蝎宮の使徒 ――『売り』アスクレピオス(GM:くらげ~ん)

高位のアタナトイの男性。刻印についての研究の結果、過ぎ去ったの刻印を与えることに成功した存在である。
自身の所有していた牧場を独眼に破壊された過去をもつ。『血眼』のブルートが独眼配下となったきっかけでもある。
独眼が密林に拘る理由を探っていたが、血眼の敗北後、血眼の療養中を冒険者に襲撃され、死亡。

宝瓶宮の使徒 ――『蛇の目』ヴィーボラ(GM:ふゆたに)

『独眼』の配下を自称するレイブン・マギウス。根っからの芸術家で、頭のネジが3本ほど抜けている。
宝瓶宮の刻印との親和性が高く、謎の存在から渡されたものを使って「竜生九子のアーティファクト」を生み出した。
渡されたものについての詳細は本人もよくわかっていない(気にしていない)ため、不明なまま。
冒険者に敗北したのち、ノース砦の地下牢に幽閉されていたが、その後脱獄した。

双魚宮の使徒 ――『潮目』クーツュハイアラ(GM:てく。)

双魚宮の作戦を指揮したメタモルス・オールド。配下のメタモルスギルマンの将、『目くじら』に与えた双魚宮の刻印をつかって、使い魔のようにリンクすることで各戦線の情報収集をし、緻密な作戦を執行していた。しかし、その仕組みを分析していた星霜側が逆探知をする魔法器具を開発し、パンタームに潜んでいるのを見抜かれる。
伝説上の海魔クラッケンに変身し、パンターム破壊作戦を実行したが、サウスの将と冒険者たちに敗北。死亡した。

白羊宮の使徒 ――『闇と光の庭師』ガーデナール(GM:夏野)

バトルマスターの雌ドラグ。庭師の名の通り、植物への執着が強く、白羊宮の使徒となった。
深淵星霜問わずすべての領域に存在する植物を育てたいという欲求に従って、ケルセット領域を侵す。
半径20m以内であれば、パスツェルを用いた簡易的な儀式のみで自由に深淵の森を作り出すことが可能。
ガーデナール自身は星霜を滅ぼすようなつもりは一切無かったが、その能力を危険視され、敗北後死亡。

白羊宮の使徒 ――『血眼』ブルート(GM:ふゆたに)

独眼の配下を自称している人間の青年。かつては『売り』アスクレピオスの元にいたようである。
アタナトイではないが、星霜の血を好むという特異な性質と、血に関わる様々な能力をもつ。
その能力を生かし、独力で中規模の砦を占領して兵を殲滅するという凄まじい戦果を残した。
敗北後、灰となったが、『売り』の元で療養中に冒険者の襲撃に遭い、死亡。

スケジュールと各星座の司る力(例)

処女宮 ――乙女座2018/8/23~9/22

乙女座(処女宮) しょじょきゅう
批判的、分析的、何かに奉仕しようとする傾向
教養、清潔感、分析力、義理堅さ、観察力
判断力、観察力、実務能力、分析能力、言語

天秤宮 ――天秤座9/23~10/23

天秤座(天秤宮) てんびんきゅう
社交性、調和的、バランスをとろうとする傾向
バランス感覚、優雅さ、社交性、協調性、良識
調和的、比較能力、美的、極端な仕事には不適

天蝎宮 ――蠍座10/24~11/22

蠍座(天蠍宮) てんかつきゅう
探求、執着、深さ、不快情動に身を浸そうとする傾向
洞察力、探求心、蓄積、研究心、調査力
探求力、調査能力、洞察力、秘密保持に適す

人馬宮 ――射手座11/23~12/21

射手座(人馬宮) じんばきゅう
自由、遠いものへの憧れ、理想に近づこうとする傾向
チャレンジ精神、対応力、追究力、行動力、瞬発力
追及力 変化への対応力、思弁的、スピード、単調は不可

磨羯宮 ――山羊座12/22~2019/1/19

山羊座(磨羯宮) まかつきゅう
自己管理、責任感、保守的、物事を完遂使用とする傾向
努力、忍耐、持久力、思慮深さ、粘り強さ
忍耐力、粘り強さ、実務能力、専門職に適す

宝瓶宮 ――水瓶座1/20~2/18

水瓶座(宝瓶宮) ほうへいきゅう
固有性、あらゆるものからへの独立、自由でありたいという傾向
独創性、発想力、改革性、合理性、論理性
独創性、論理的、科学的、事務(ただし経理は不適)

双魚宮 ――魚座2/19~3/20

魚座(双魚宮) そうぎょきゅう
同情心、情緒的、何かの中に溶解されたいという傾向
直感力、芸術性、情緒、慈悲深さ、感性
直観力、夢想的、陶酔性、感覚的、リズム感

白羊宮 ――雄羊座3/21~4/19

牡羊座(白羊宮) はくようきゅう
自我の目覚め、活動的、好戦的、新しい経験の傾向
冒険、スリル、刃物、園芸
企画力、行動力、進取性、指導性、単調、事務的なものは不向き

金牛宮 ――牡牛座4/20~5/21

牡牛座(金牛宮) きんぎゅうきゅう
温厚、所有欲、五感で得られるものへの傾向
忍耐力、信条、責任感、優雅さ、意志力
感覚的、美的、現実的、遊ぶこと、話すことに調和

双児宮 ――双子座5/21~6/21

双子座(双児宮) そうじきゅう
軽やかさ、知的、言語化しようとする傾向
知性、表現力、融通性、好奇心、機敏さ
機敏、二面的、表現力、説得力、理解力

巨蟹宮 ――蟹座6/22~7/22

蟹座(巨蟹宮) きょかいきゅう
母性本能、親しみやすさ、保護し育もうとする傾向
感受性、適応性、保護力、想像力、生産性
保守性、模倣的、創造力、大衆性。

獅子宮 ――獅子座7/23~8/22

獅子座(獅子宮) ししきゅう
自尊心、生命力、創造性、自己を表現しようとする傾向
指導力、支配力、意欲、自信、明朗さ
統率力、指導力、支配性、活動的、華やかさ

サンプル用データ

処女宮の刻印

処女宮の刻印(知能向上。このモンスターの攻撃を回避したPCは次のラウンドの終わりまで回避を-1する。この効果は-4まで重複し、他のモンスターと共有する。)
処女宮の刻印(知能向上。このモンスターの攻撃が命中した場合、次ラウンドから命中した攻撃の打撃点を+1する。)
処女宮の刻印(知能向上。エルフ語取得。地図分析。レベル3相当のを作成可能。)


とある事件において、刻印をもつ竪琴の音色によってモンスターに処女宮の刻印が刻まれる例が発見される。
ただし、専門家の間では刻印を刻む方法は一通りではないとの見方が強い。

天秤宮の刻印

天秤宮の刻印:両天秤(ラウンド終わり、あらかじめ決められたモンスターと受けたダメージを均等に配分する)
天秤宮の刻印:バランス感覚(ラウンド終わり、前衛で最もHPの多い者1人に対して攻撃を行う)
天秤宮の刻印:協調性(指揮者の指示に従う。また、指揮者を対象にした攻撃のうち、命中17以上の物理攻撃を代わりに受ける)
天秤宮の刻印:良識(攻撃対象になったPCのHPが半分以下の場合、このモンスターのあらゆる攻撃は宣言手加減となる)
天秤宮の刻印:バランス感覚(グラップラー技能『強打強化』と同様の扱いで強打を宣言することができる。)


とある事件において、「刻印首輪」と呼ばれる刻印の力を与えるアイテムが発見される。
首輪を嵌めたモンスターを倒したところ、首輪は魔法の力でモンスターにトドメを刺し、首輪も粉々に破砕した。
それ以上の調査をすることもできず、作成者、魔法の詳細などは一切不明。

天蝎宮の刻印

天蝎宮の刻印(従者の刻印。ラウンド終わり、このラウンド中に判定を行ったPCのうち1人に危険感知11、失敗すると転倒する。)


とある事件において、メタモルスの幼体に「従者の刻印」が刻まれていることが発見される。
詳細は不明だが、刻印を通して何者かへ情報を渡すことができるような役割が推測されている。

人馬宮の刻印

人馬宮の刻印(このモンスターの弓矢攻撃は、200mの距離の対象までペナルティを受けず、最大射程を300mとする。)
人馬宮の刻印(このモンスターは、最も近い同程度の距離にいるPCを最大5回まで攻撃することができる。)
人馬宮の使徒(このモンスターの弓矢攻撃が命中したPCに次の効果を与える。【PCの防御レートを-5する。最大20まで重複】この効果はラウンド終了時に変更される)

磨羯宮の刻印

磨羯宮の刻印(思慮深い、粘り強い、生命点・精神点上昇。計算済み)
磨羯宮の刻印(従者の刻印。HPが0点以下になったとき、1度だけHP4点まで回復し、次の自身の行動で離脱できる。)

全GMセッションログ

処女宮/乙女座(2018/8/23~9/22)

天秤宮/天秤座(9/23~10/23)

天蝎宮/蠍座(10/24~11/22)

磨羯宮/山羊座(12/22~2019/1/19)

人馬宮/射手座(11/23~12/21)

宝瓶宮/水瓶座(1/20~2/18)

双魚宮/魚座(2/19~3/20)

白羊宮/雄羊座(3/21~4/19)

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