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SandBox/誓約と制約の石 のバックアップ(No.6)


  • 主に徹人GMの「誓約と制約の石」関連セッションを纏めたページです。

フェンリルの交響曲

あらすじ

1.フェンリルの交響曲~凍れる門~

商人ラブラドルが新たな交易路の開拓の一環として、 ウォール諸島の光陰の森の境目の探索を依頼。
そこは氷のウォール発生の影響で雪原地帯となっており、レングラートでは珍しい氷が入手できる。
しかし客観的に見て不自然な状況であるため、調査の必要がある。

ログ:http://gurrad.kuron.jp/log/2017/201709/log20170901b.htm
 
調査した結果、レイブンのクリュスタロスがセファイトエルフの少女モルガンに何らかの実験を施していたのを見つける。
クリュスタロスはゴブリンに力を与えることで自らの研究を邪魔させないようにしていた。
モルガンを救出し、彼女はラブラドルに保護されるが、クリュスタロスには逃げられる。

2.フェンリルの交響曲~一人ぼっちの宮殿~

 
前回からしばらくするとモルガンには周りのものを見境なく凍らせる症状が出る。
ラブラドルはを守るためモルガンを仕方なくからノース諸島の流氷に降ろす。
彼女が生き延びられるよう、食料など必需品を運ぶように依頼がなされた。

ログ:http://gurrad.kuron.jp/log/2017/201709/log20170902c.htm
 
モルガンの周りのものを凍らせる症状はさらに悪化して、精神的にも参っていた。
また、ドフォーレ商会が商売の邪魔をする魔物とみなしてモルガンに懸賞金をかけ、冒険者に討伐させようとしていた。
モルガンの話から、クリュスタロスの与えていた薬のお陰でこれまで症状が抑えられていたこと、
モルガンの体はフラウがコンスピされたような状態になっていること、
モルガンの血から青色の石が生成されていたことが明らかになる。
またフラウを操って自分の味方につけることもできるようだ。
いずれ彼女の体を元に戻すようにしなければならないだろう。

3.フェンリルの交響曲~魔鬻ぐ市~

モルガンの体の異常を安定させるために、ラブラドルはクリュスタロスが作っていた薬の材料となる深淵の植物を入手しようとイスタークの闇市に行こうとする。PCたちはその護衛を頼まれた。
残念ながら深淵の植物は入荷しておらず、途方に暮れかけたが、闇市を支配するドフォーレ商会のトップであるグロッシュラー・ドフォーレの妻べスビアがモルガンと同じ「白き峰の氏族」のシャーマンだということがわかる。フラウを扱うのに長けた彼女であればモルガンを救うことができる可能性がある。
べスビアの態度やシーフギルド情報から、彼女は奴隷として捕らえられたのを無理やりグロッシュラーが妻にしたことがわかり、PCたちは闇市で売られている品や魔法を駆使して彼女を救出する。
べスビアはモルガンの実の母親であることが判明。捕らえられたあと、逃げ出そうとしたべスビアへの見せしめとしてモルガンは売られ、生き別れになっていた。モルガンを救うのに協力的だ。

登場人物

商人ラブラドル:

主にノース諸島 時期によってはメギアス諸島での交易を行っている中の上くらいの商会の主。 篤志家で知られていて、捕らえられた海賊や犯罪者の子供とか、孤児を大勢養っているらしく、商売以上に評判がいい。
以下ブラックマーケットで買ったもの。

>真実の口 
この口に手を入れた者が何か喋った時、それが嘘だったなら口が閉じてしまい、嘘を認めるまで抜けなくなる。

>信念のネックレス
身に着けた者が信じていることを、対象一人に信じさせることができる。
身に着けた者が対象を直視することによって発動。対象は目標16の精神抵抗。効果は身に着けている限り持続。
一度に2つ以上は信じさせられない。

>勇気あるものの盾
エメラルドがついたラージシールド 回避+1 ブレス攻撃抵抗+2 所有者に攻撃を集中させる。

>リニエ
ブラックマーケットで買われたハーフジェルクの奴隷の少女。信念のネックレスでドフォーレを騙すことに貢献。
ラブラドルに身請けされて商会の手伝いをしている。


セファイトエルフの少女モルガン:

雪色の髪に青い瞳、痩せぎすの体格。十代前半に見えるセファイトエルフ
『白き峰の氏族』という、かつてケルセット北部の山地に住んでいたエルフ氏族出身者だが、
10年ほど前に深淵の森化して滅びている。
逃げている際に深淵に協力していたドフォーレ商会に捕まり、南バルバロス経由でクリュスタロスの属する一団に売り飛ばされる。母親とはそこで離れ離れになった。
クリュスタロスの実験の結果か、元々の体質なのかは不明だが、体にフラウがコンスピされており、あたりのものを構わず凍らせる体になっている。
 →ラブラドルに保護され、一時的に養子扱いになっている
 →ノース諸島のグレイトアイスバーグにいる。辺り構わずものを凍らせる症状が出ている。
 ドフォーレ商会に狙われているが、フラウを味方につけることで今のところは守られているようだ。

モルガンを救う方法
1.精霊力をコントロールする薬剤を定期的に投与する。
 これはレシピがクリュスタロスの文献にあった。しかし作るには深淵の森の植物が必要で普通に入手できるものではない。
2.コンステレーションジェムを外部からコントロールするマジックアイテム「コンクエストジェム」を使用する。
 ただしこれはコンステレーションジェム以上に稀少なアイテムらしく、今のところレングラート地方では文献上でしか確認されていない。
3.モルガンの精神力を強く安定した状態にする。たとえば愛の溢れるような環境に置く。
 フェンリルのコンステレーションジェムは使用者の精神状態が暖かくなると液体に変わることがある。そうすると血液に交じり、外部から抜くことが可能。
 だが現在のモルガンの体質では一般社会に身を置くことはできず、愛を与える前に彼女は誰かを傷つけてしまうだろう。
4.『白き峰の氏族』の高位シャーマンの力を借りる
 セファイトエルフの白き峰の氏族はフラウと交信する力に長けていたといわれる。モルガンもこの氏族出身者なのは偶然ではないだろう。
 彼らの中でも成熟したシャーマンならばコンステレーションジェムに呼びかけられるかもしれない。
 しかし10年ほど前にこの氏族は深淵に攻められて滅ぼされている。現在どれくらい生きているかもわからない。
5.モルガンを殺して心臓を破って物理的にコンステレーションジェムを取り出してから蘇生してもらう。
 ラブラドルが強く反対している。何よりモルガンを傷つけてしまうだろう。だが一番確実で手っ取り早い方法である。


アンゴラウサギライグルのラシャ

氷原に放置されていたモルガンを保護したライグルパティナージュ使い。
ジャイアントシールに襲われていたところ、モルガンが氷の壁を作って助けてくれたお礼らしい。
普通のライグルよりももこもこで寒さに強いのでなんとかモルガンと接触できる。


『雪の女王』べスビア

 (シャーマン6レベル、レンジャー1レベル)
『白き峰の氏族』の高位シャーマンの巫女。フラウをコンスピしており、氷系のローカル精霊魔法を扱うことができる。
森を深淵に攻められた際に逃れようと、幼いモルガンを連れて脱出するが、そこで待ち構えていたグロッシュラーに捕らえられ、無理やり妻にされる。
精霊魔法でモルガンとともに逃げようとするも、失敗し、グロッシュラーは見せしめのためにモルガンを南バルバロスに売り飛ばされた上に、魔封じの輪をつけさせられ、絶望のために無気力と失意の日々を送っていた。
PCたちに救出され、今はピンチに陥っているモルガンを救いたい一心である。

『フラウの貴婦人』クリュスタロス

長さを揃えたボブカットの髪に、レンズの厚い眼鏡越しに見える怜悧な瞳が印象的なレイヴン。
戦闘ではなく研究を主に行うタイプの地位にあるようだ。
モルガンを捕えて彼女に何らかの実験を施していたようだ。
彼女が行っていた研究は「コンステレーションジェム」についてのもの。
モルガンは「コンステレーションジェム」というマジックアイテムが心臓の中に入れられていることがわかった。
またゴブリンに薬と魔法具による力を与えることで手ごまにしていた。
PCとの戦闘に遭った際、モルガンを置いて逃走する。
 

ドフォーレ商会

悪質な取り立ての高利貸しで悪名高いイスタークの大商会。密貿易を手掛けているのも公然の秘密で噂レベルだがガルクランとも取引してるんじゃないかと言われてる。
商売の邪魔という名目で、モルガンに賞金をかけて冒険者に討伐させようとしている。その死体は必ず持ってくるようにという条件が記載されている。
月光騒乱以後、闇の商売から手を引きつつあるゼオンロット家の後釜を狙ってイスタークの闇を支配しようとしている。
そのためビアンキ、ネーロ両ギルドから敵視されている。

ドフォーレ商会トップ:グロッシュラー・ドフォーレ

シャーマン5レベル、シーフ3レベル、マーチャント6レベル)
元々はジェルク諸島の不良シャーマンで、里を追い出された末に高利貸しに雇われた。
それから商人の手腕を身に着けて、やがてメルドラとの取引でここ二十年で財を成し商会を作った。
深淵との取引はやってはいるが、噂よりは星霜深淵の距離感に気を使っているようだ。
最近は深淵からも警戒されてトラブルがあるとも聞いてる。だが結局根は悪人だから付き合うなら気を付けたほうがいい。 
べスビアを自分が奴隷として捕まえた女を無理やり妻にしたようだ。
どうやら深淵の情報から攻め滅ぼされそうな森を知って、逃亡者狩りをしたらしい。
モルガンの実の母だが、彼女は南バルバロスに売られてしまった。そのためここ10年笑ったことがない。
ネーロの話では南バルバロスレイオンの遺産を探していたという。

物品・痕跡など

ゴブリンたちが持っていた青色の石

サファイアっぽい石の不揃いな結晶 シャーマンでないゴブリンでもあらかじめ決められた精霊魔法が使えるようになった。
 →ウォールの賢者の学院に預ける→ラブラドルに返却される。

効果:持っていると アイスボルト(ファイアボルトフラウ版 魔力6R10 消費3MP)とアイスウェポン(ファイアウェポン氷版 消費3MP)が使えるようになる。
拡大などはできないが、攻撃と同時に使用することができる。武器の場合はアイスウェポンを自分の武器にかけてから攻撃ができる。
ブラックマーケットで売ると、一つ1万rkで売れる。


クリュスタロスの文献

文字が暗号化されていて解読に時間がかかる。
 →ウォールの賢者の学院に預ける
 →その結果コンステレーションジェムを生体に取りつかせる研究内容だということが判明。
 取りつかせた対象の心身の影響が強く作用するため、深淵の森以外の環境でも実験を行う必要があった。

注射器

アタナトイの牙をモチーフにした形状で血や薬を抜き入れさせることができる。
 →ウォールの賢者の学院に預ける

薬品類

いくつか種類があり、ゴブリンを強化していた薬と、精神の精霊の力を上げたり下げたりする薬があることは確か。
 →ウォールの賢者の学院に預ける その結果効用とレシピが判明

コンステレーションジェム

コンステレーションジェムとは<人>が作った「精霊界へつなぐ門」を封じ込めて持ち運んだり、逆に外に出したりするアイテムである。
モルガンの中に入れられているのはフェンリルの精霊門が封じ込められたコンステレーションジェムで、
クリュスタロスはコンステレーションジェムを生物に一体化させる研究をしていたようだ。
そうすることによって普通にジェムを使うよりも遥かに扱える力を増すためだ。
だが現段階では精霊力を体から適度に抜くなどしないとしだいに肉体が精霊化していってしまい、最終的には人の姿を保てなくなってしまうようだ。
(モルガンの血が抜かれていたのはそれを防ぐ処置らしい。また抜かれた血はフラウの力を発現させる石になり、それをゴブリンに配っていた。)
なお、コンステレーションジェムがモルガンに及ぼす力は生命と精神の精霊がどれだけ抵抗するかによって速度や強度が変わる。

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